仕入れ先なくば成り立たず。理想的な関係とは?
購買の仕事において、「いい仕入れ先を確保できるかどうか」は、会社への貢献度を大きく左右します。
サプライヤー(仕入れ先)との関係が悪いと、購買は機能しません。
では、理想的な仕入れ先との関係とはどのようなものでしょうか?
今回は、購買の仕事において、仕入れ先とどのような関係を築けば良いのかについて解説します。
購買の成果は仕入れ先で決まる
購買担当者の役割は、「より良い条件で、会社に必要なモノ・サービスを確保すること」ですが、そのためには「仕入れ先が協力的であること」が必須です。
しかし、仕入れ先は「顧客の一社」にすぎず、購買担当者の希望をすべて優先してくれるわけではありません。
むしろ、他の取引先との関係や、市場の状況に左右されることが多いのが現実です。
では、購買担当者として、仕入れ先とどう向き合うべきでしょうか?
「理想的な仕入れ先」とは?
理想的な仕入れ先とは、単に「安く売ってくれる業者」ではありません。
「安い」だけではなく、以下の条件を満たす仕入れ先が理想的です。
• 安定した品質で供給してくれる
• 価格だけでなく、納期・アフターサポートにも対応できる
• 市場のトレンドやリスク情報を共有してくれる
• 自社にとって戦略的パートナーとなる意識を持っている
しかし、このような仕入れ先は自然に生まれるわけではありません。
購買担当者が、仕入れ先との関係構築に意識を向ける必要があります。
購買担当者が仕入れ先と築くべき「理想の関係」
購買担当者と仕入れ先の関係は、単なる「買う・売る」の関係ではなく、「お互いに利益を生む関係」でなければなりません。
そのために、購買担当者は以下の点を意識しましょう。
1. 「Win-Winの関係」を意識する
購買担当者の仕事は、「安く買うこと」ではなく、「企業にとって最適な条件で調達すること」です。
仕入れ先にとってもメリットがあるように、「長期的な取引の可能性」や「安定した発注量」などを考慮し、単なる価格交渉に終始しないことが重要です。
NGな例
• 「とにかく安くしてくれ!」
• 「競合他社より少しでも安くならないと取引できない」
OKな例
• 「長期的な取引を前提に、コストダウンの方法を一緒に考えたい」
• 「市場価格を踏まえた上で、お互いに納得できる条件を探りたい」
2. 仕入れ先を「パートナー」として扱う
仕入れ先を「コスト削減の道具」として扱うと、信頼関係は築けません。
「サプライヤー側にもビジネスがある」ことを理解し、対等な関係を意識することが重要です。
良い仕入れ先ほど、優良な顧客を選びます。
「この会社とは長く付き合いたい」と思わせることが、購買担当者にとっての武器になります。
3. トラブル時に「本当に助けてくれる関係」を作る
サプライチェーンにおいて、トラブルはつきものです。
納期遅延・品質トラブル・原材料高騰など、仕入れ先と協力しなければ解決できない問題が多く発生します。
トラブル時に「この顧客のためなら特別対応しよう」と思ってもらえる関係を築いておくことが重要です。
まとめ
購買の仕事において、仕入れ先との関係は極めて重要です。
理想的な関係を築くために、購買担当者は以下のことを意識しましょう。
• 「Win-Winの関係」を意識し、単なる価格交渉に終始しない
• 仕入れ先を「パートナー」として扱い、信頼関係を築く
• トラブル時に「本当に助けてもらえる」関係を作る
購買担当者の価値は「交渉力」だけではなく、「関係構築力」にもあるのです。
仕入れ先との理想的な関係を築き、購買の力を最大限発揮しましょう!
