日本企業と違い、外資系の場合は、日本法人が規模の大きい会社を除いては、新卒の社員を雇って一から育てたりはしません。必要なポジションに、それに見合ったスキル・経験を持つ人を採用する事が前提の組織になっています。この為、募集している職種が未経験の人が応募したとしても、門前払いになってしまうのが関の山です。では全く無理なのか?といえばそうでもありません。やり方はあります。

以前働いていた会社で、総務に派遣社員として勤務していた人がいました。当時20代後半?くらいで、全体的に年齢層が高めのおじさん社員が多い中で、アイドル的(?)にちやほやされていた存在だったのですが、私と同様、リーマンショックの影響で派遣契約を終了されてしまいました。元々経理の仕事に興味があったという彼女は、そこで一念発起して、日商簿記二級の資格を取り、TOEICも800点レベルに到達するほど猛勉強したのです。

それでも実務経験がないので、ストレートに外資系企業に就職するのは難しい…そこで、経理未経験でもOKな日本の企業に一旦就職し、そこで約3年。実務経験を積んだ後に外資系企業に転職を果たしたのです。このように未経験可の企業に一旦就職し、自分のやりたい仕事に必要な経験を身につけ、その上で転職する方法は非常に有効だと思います。もちろんその企業が良い会社であればそのまま働き続けても良い訳です。

未経験では無理という、目先の事象だけにとらわれず、もう少し長い目で、戦略的にやりたい事を実現する。素晴らしい事例だと思ったのでご紹介しました。