部門間の連携、協力がうまく行かないのは、どこの会社でも抱えている問題です。私の以前勤めていたある企業では、4人で別事業の組織を作りましたが、そんな少人数の中でさえも、「いえ、それは営業が。。。」「それなら業務が担当ですので」と、傍で聞いていると滑稽なほど。いったんそれぞれの役割を決めてしまうと、悲しいほどその枠の中でしか考えられなくなってしまうので、機能別に部署を分ける組織が本当に良い判断なのか、わからなくなってしまいます。

セクショナリズム

一つの部門にとじこもって他を排斥する傾向。なわばり根性。

 

それぞれの部署が自分の役割を決めて、その中でしか仕事をしなかったらどうなるでしょうか?よほど上手に役割を決めていない限り、どこの部署が担当すべきかわからない、グレーな仕事が手つかずで放置されることになるでしょう。それは会社にとって由々しき問題です。

 

これは主にマネージャーの仕事になりますが、部門間での業務の調整、担当のはっきりしない仕事を、手の空いたものが臨機応変に処理していく。そんな柔軟性のある組織を作り上げる必要があります。それぞれの部門を担当するマネージャーも、自部署内だけでの最適化を中心に考えてしまいがちですが、ここはマネージャー同士が、時には実務担当者も交えて業務の内容をきちんと把握し、各々の部署の処理能力や仕事の負荷をいったん忘れて、「本来この仕事はどこの部署が担当すべきなのか?」を議論し、次に「それを実現するための障害は何か?」を考え、「どうしたらそれを解決できるのか」に向けて協力しあうことが大切です。

例えば、この仕事は本来設計がやるべきだが、今は業務負荷が高すぎて、新しい業務を受け持つことが出来ないとします。でもその仕事は本来設計がやるべきで、それが一番効率的なら、現在設計が担当してる業務の見直し、ムダの削減、設計じゃなくてもできる仕事があればそれを他の部署で引き受ける、などの措置を複数の部署で共に考え、本来あるべき形に近づけていく。これが出来れば業務の効率や仕事の質が確実に上がっていくはずです。皆さんの会社ではどうでしょうか?