2日目でお腹を壊してしまった私ですが、出張はまだ始まったばかり。ハノイから南下すること300km、(しかもすべて高速道路ではない普通の道、ところどころ未舗装の国道。。。)、目的地のHa Tinh省はありました。トイレにも恵まれない中、腹痛を抱えての長距離移動は辛かったです。

聞けばベトナムでもっとも田舎に位置する地域とのこと。普段日本人を見かけることなんてないので、とても注目を浴びました。気分はまるで世界ウルルン滞在記です(笑)。そこにある、日本で雑貨を販売する会社の工場を訪ねたのですが、テンションの上がる社長を横目に、「これはやめた方がよい」と確信しました。インフラが無さすぎたからです。一番近い港がハイフォンという、ハノイの東に位置する場所。それでは、この来た道を毎回300kmも北上してコンテナを陸送しなければならない。国道は片側一車線しかなく、遅い車を反対車線にはみ出しながら追い抜こうとして、事故寸前(実際にひっくり返っている車も多々・・・)のシーンを目撃していました。また、品質のばらつきが味と解釈される雑貨と、医療用具では要求品質が違いすぎるため、社長を説得してHa Tinhをあきらめてもらい、戻る足でハノイの経済産業省のようなところを訪ね、取引したい内容や規模を説明して、ハノイ周辺にあるパートナー候補を数社紹介してもらいました。

ベトナムは社会主義国だからなのか、商売っ気のないお店・デパートを見ていましたが、工場も然り。やる気のなさそうな作業者がいる工場とは取引したくない。埃だらけの工場で、「これは明日掃除する予定なんです」と言い訳する所も遠慮したい。最後に訪問した工場は、日本の商社との取引をすでにしていましたので、日本の高い要求品質を理解しているので、結果を早く出せる!という点が大きなメリットで、この工場と取引をすることにしました。私はその時の会社を6年で辞めましたが、2016年現在も取引は続いているそうです。そのベトナムの縫製工場の社長が昨年日本を訪問しましたので、東京に戻って再会を果たしました。本当にうれしかったです。
その時にお土産でいただいたものです。油絵のように見えますが、刺繍で描いたものです。

